「がんばってるのに覚えられない」「効率のいい勉強法が知りたい」
そんなあなたに向けて、認知心理学・学習科学に基づいた“科学的に正しい”勉強法を5つご紹介します。
これは、九州大学大学院・安川康介さんの研究をもとにしたもので、根性論ではなく“記憶に残る仕組み”に注目した内容です。
📋この記事のアジェンダ(目次)
- なぜ科学的な勉強法が必要なのか?
- 科学的に正しい勉強法5選
└① テストする(テスト効果)
└② 自分の言葉で説明する(生成効果)
└③ 分散学習する(間隔効果)
└④ 適度に難しい問題に挑戦する(望ましい困難)
└⑤ マルチモーダル学習(五感を使う) - 勉強の習慣化に役立つ行動経済学のヒント
- おすすめ学習アイテム(アフィリエイトリンクあり)
- まとめ:今すぐ始められる科学的勉強法
なぜ科学的な勉強法が必要なのか?
「努力しているのに結果が出ない」
それは、“効率の悪い方法”で努力しているのかもしれません。
近年の学習科学では、ただ長時間勉強するよりも、「どんな方法で学ぶか」が記憶と成果に直結することがわかっています。
科学的に正しい勉強法5選
① テストする(テスト効果)
思い出す練習が記憶を定着させる!
- 解き直すよりも「自力で思い出す」ほうが記憶に残りやすい
- テスト=記憶を強化するツール
- 過去問や自作クイズが効果的
🧠行動経済学の視点:
「自分で努力して作った問題」には愛着が湧き(IKEA効果)、学習継続率もUP!
✅ 具体例:
たとえば、英単語を覚えるときは「赤シートで隠して思い出す」練習が効果的です。
解き直しよりも“自分で思い出す”行為こそが記憶を強化します。
② 自分の言葉で説明する(生成効果)
「教える」は最強の学び
- 他人に教えるつもりで説明すると、脳が深く処理
- 理解が曖昧な部分が浮き彫りに
- SNSや音声メモでのアウトプットもおすすめ
🧠過信防止にも有効!
「わかった気」になりがちな学習者を、客観視できるように。
✅ 具体例:
覚えた内容を「友達に説明するつもり」でノートに書き出してみましょう。
ブログやSNSでアウトプットするのも立派な学習です◎
③ 分散学習する(間隔効果)
一夜漬けより、小分け学習が最強!
- 「30分×3日」のほうが「90分×1日」より記憶定着率が高い
- 忘れかけた頃に復習すると、記憶が強化される
🧠タイミングを管理するにはカレンダーや学習アプリが便利!
✅ 具体例:
毎日10分×5日間の復習を「予定表に分けて記録」してみてください。
たとえば「月曜:1回目」「水曜:2回目」…のように繰り返すと定着力が大幅アップ!
④ 適度に難しい問題に挑戦する(望ましい困難)
ちょっと難しい問題が記憶を刺激!
- 簡単すぎると飽きる/難しすぎると萎える
- 「手を伸ばせば届く」レベルの問題が最も効果的
🧠損失回避バイアス:
ここまでやったのに忘れたくない!という心理で学習を継続しやすい。
✅ 具体例:
80%くらいは解けるけど、ちょっとだけ迷う問題にあえて挑戦してみましょう。
市販の問題集で「発展問題」だけピックアップして解くのもおすすめです。
⑤ マルチモーダル学習(五感を使う)
目・耳・手を使って覚えると強い!
- 見る、書く、読む、聞く、話すを組み合わせる
- 手書きノート、音読、動画視聴などがおすすめ
🧠「好きな学び方を選べる」と感じることで、習慣化がしやすくなる(選択の錯覚)。
✅ 具体例:
単語を書いて、声に出して、さらにスマホの録音アプリで自分の発音を聞き返す、という方法を組み合わせてみましょう。
「見て・書いて・話して・聞く」を同時に使うことで、記憶に残りやすくなります。
勉強の習慣化に役立つ行動経済学のヒント
- 損失回避バイアス:「忘れたくない」が継続を促す
- IKEA効果:自作の問題に愛着が湧きやすい
- 選択の錯覚:「自由に選べる」と感じることで継続力が上がる
- 小さな成功体験:カレンダーに◯をつけるだけでも達成感UP!
おすすめ学習アイテム
📝 間違いノートに最適なノートブック
個人的にはダイソーで十分だと思います。
100円とは思えないほど種類も豊富で、間違いノートや学習記録用にもぴったりです👇
🎧 スキマ時間で学べるオーディオ学習アプリ
→ Audibleやスタディサプリなど
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25分集中+5分休憩のサイクルは、疲れすぎずに続けられます。
下のタイマーは「音なし+振動」で使いやすく、机の上にちょこんと置けておすすめです👇
まとめ:今すぐ始められる科学的勉強法
記憶に残すコツは、次の5つ:
- テストで思い出す
- 自分の言葉で説明する
- 間隔を空けて学習する
- やや難しい課題に挑戦する
- 五感を活用して覚える
どれも今から実践できるものばかりです。
今日から「頑張り方」ではなく、「賢いやり方」で成果を出していきましょう!
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